コロカ事業

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竹虎の虎斑竹細工

 

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高知県須崎市安和

高知駅よりJR土讃線(どさんせん)に乗り1時間50分ほど。高知県のほぼ中央に位置する須崎市の中心部から南西の位置をとる安和(あわ)地域に今回のコロカ店はあります。

最寄り駅である安和駅は、雄大に広がる海と砂浜の海岸を正面にし、残りの三方が山に囲まれた小さな無人駅です。風情のあるその佇まいから、JR四国の観光ポスターのモデルとなったこともあるそうです。

その安和駅から徒歩3分。日本で唯一、高知県須崎市安和にしか自生しない土佐虎斑竹(とさとらふだけ)を扱うお店、竹虎こと株式会社山岸竹材店にお邪魔してきました。

 

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竹虎の朝

到着したのは朝の8時30分、竹虎はちょうど朝礼の最中でした。もちろん我々も離れて参加。せっかくなので朝礼の模様も撮影させていただきました。

社内では社員の方々の大きな声が響き渡ります。お得意様からの問い合わせ・要望のFAXやメールを一人一人廻して大きな声で読み上げるなど、日々の問い合わせをもとに顧客のニーズに応えていく姿勢と熱意がひしひしと伝わってきて、我々も朝から気合が入ります。

朝礼後、お話を伺わせていただいたのは、竹虎四代目・山岸義浩さんでした。

 

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虎竹との出会い

竹虎は1894年(明治27年)、大阪の天王寺区で竹材商として創業しました。

まだプラスチックのない当時、利便性に富んだ竹は人々の生活に欠かせない材料で、どこの村々にも最低一人は必ず竹職人が存在し、全ての人に竹のある暮らしがありました。

創業当初の竹虎は、全国各地から様々な竹を集めて売ることを仕事としていて、その頃はどこにでもある竹材商の一つでした。しかし、全国の竹を集める中、初代・宇三郎さんが虎竹(虎竹:虎模様の竹の総称)に出会ったことをきっかけに全てが始まります。

宇三郎さんは、虎竹の他にはない独特の斑模様に惚れ込んでいき、徐々に虎竹しか扱わない竹材商になっていきました。

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