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台東区浅草 「壱番屋」を訪ねる

 

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観音様のお膝元・仲見世通りへ

東京都台東区浅草。その地名を聞いて誰もがイメージするのは東京の下町、そして浅草寺の光景ではないでしょうか。
東京都23区内にありながら、不思議な魅力を持ち歴史的に異質な雰囲気を漂わす一帯です。

 

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その浅草寺の境内の、風神雷神で有名な雷門から、宝蔵門へ至る表参道となる一画は仲見世と呼ばれています。
今回目指す壱番屋はこの仲見世の中程に位置する、せんべいを取り扱うお店です。
浅草寺は観音菩薩を本尊とすることから、仲見世は古くから「観音様のお膝元」と呼ばれ、地元の方々から親しまれています。

まずは、浅草寺の歴史を通して、仲見世の歴史、そして壱番屋の歴史を紐解いてみましょう。

 

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東京都内最古の寺院・浅草寺

浅草寺は東京都内最古の寺院で、その始まりは聖徳太子で知られる推古天皇の時代と伝承されています。その後、平安時代初期~中期にかけて観音像や雷門などが創建されたと伝えられています。

 

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江戸時代初期には、仲見世の前身となる商店が設けられ、明治18年には近代的な煉瓦造りの建物として、現在の「仲見世」の形態となりました。
時を同じくして、同地での商業施設の建築や大衆演劇の上演が盛んとなり、東京の娯楽の中心地として栄えるようになりました。
大正期の関東大震災や、昭和初期の東京大空襲などの被害で本堂をはじめとする様々な施設が焼失し、その他東京都内の繁華街の発展などにより衰退時期はあったものの、地元商店街の方々の熱心な活動により、現在では東京の代表的な観光地となっています。

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