ワインは50種類以上

日本を代表するワイン産地のひとつ、長野県。その中でも塩尻市は、葡萄作りに適した気候や土壌を活かして、今から100年以上も前にワイン作りが始まった地域です。「井筒ワイン」は、葡萄の栽培から醸造までを一貫して行なっている塩尻のワイナリーで、国産無添加ワインの先駆けとしても知られます。50種類以上のラインナップの中には、甘口から辛口まで、さまざまな味わいのワインが揃い、誰もが、お気に入りの1品を見つけることができます。

いくつか試飲させていただくと、ワインによって味も香りもまったく異なりますが、雑味がなく、クリアですっきりとした飲み口は、どのワインにも共通していました。そのおいしさの秘密、そしてこだわりについて伺いました。

無料の試飲コーナー

お話を伺ったのは、取締役営業部長の鵜沢和さんと、営業部事務課主任の中村美明さんです。

三角屋根のワイナリーの一角にある広々としたショップには、平日にも関わらずお客さんが大勢いました。なんと井筒ワインは、30種類近いワインとジュースを、無料で試飲することができるのだそうです。

「ワインというのは嗜好品です。ですから、好きなワインも、人によってみんな違うんです。甘いワインが好きな人もいれば、渋味の強いワインが好きな方もいます。そういうことは飲んでみないとわかりませんから、試飲を無料にしていろいろな種類を飲んでいただけるようにしています。ご自分の舌で確かめて、気に入ったワインを、納得して購入してもらいたいと思っています」